国際シンポジウム:ベルクソンと災厄――今、『道徳と宗教の二源泉』を読み直す
日時:2011年10月23日(日)-10月29日(土)
場所:法政大学(東京)・京都大学(京都)・九州産業大学(福岡)
10月23日(日)15:00-17:00
10月24日(月)第一日:道徳――『二源泉』第一章を読み直す (東京・法政大学、ボワソナードタワー26階A会議室)
セッション1:開かれた道徳とカタストロフ(10:00-12:30)
司会・対話者:合田正人(明治大学)
ポール・デュムシェル(立命館大学):「開かれた道徳と道徳的カタストロフの観念」
安孫子信(法政大学):「悲劇と災厄の間で」
アルノー・フランソワ(フランス、トゥールーズ第二大学):「リスクと決定――『道徳と宗教の二源泉』におけるベルクソン的な悲劇の哲学のために」
セッション2:出来事と人格(14:30-17:00)
司会・対話者:安孫子信(法政大学)
平井靖史(福岡大学):「出来事と人格」
増田靖彦(早稲田大学):「ベルクソンの直観理論における人格的なものと非人格的なもの」
ヨハンネス・シック(ドイツ、ユリウス・マクシミリアン大学ヴュルツブルク):「ベルクソンとレヴィナスにおける存在論の痛み」
全体討議(17:00-18:00)
司会:安孫子信(法政大学)
10月27日(木)第二日:宗教――『二源泉』第二・三章を読み直す (京都・京都大学、百周年時計台記念館・国際交流ホールI)
セッション3:動的宗教とカタストロフ(10:00-12:30)
司会・対話者:藤田尚志(九州産業大学)
フレデリック・ヴォルムス(フランス、リール第三大学):「カタストロフに対する道徳的・宗教的・政治的な二つの答え――ベルクソンから今日へ」
杉村靖彦(京都大学):「〈生〉の証人――哲学的なものと宗教的なものの間で:〈災厄後〉という視点からの『二源泉』再読」
セッション4:神秘主義の問題(14:30-17:00)
司会・対話者:杉村靖彦(京都大学)
岩野卓司(明治大学):「笑い、神秘経験と死――べルクソンとバタイユ」
ジスラン・ヴァテルロ(スイス、ジュネーヴ大学):「ただ神秘学だけがなお我々を救いうるのか?――ベルクソンにおける技術力と神秘的生の関係に関する考察」
フロランス・ケメックス(ベルギー、リエージュ大学):「神秘学・科学・政治――人類にとっての三つの道?」
全体討議(17:00-18:00)
司会:杉村靖彦(京都大学)
10月29日(土)第三日:政治・戦争・技術――『二源泉』第四章を読み直す (福岡・九州産業大学、15号館15103)
セッション5:技術・戦争・抵抗(10:00-12:30)
司会・対話者:金森修(東京大学)
檜垣立哉(大阪大学):「ベルクソンにおける技術(テクネー)の問題」
カテリーナ・ザンフィ(イタリア、ボローニャ大学):「『二源泉』における機械学と戦争」
チプリアン・ジェレル(ルーマニア、アレクサンドル・イオン・クーザ大学):「抵抗に抵抗する――仮借なきものと方策」