国際シンポジウム開催のご案内

声とモデルニテ

 3月15日(月)、16日(火)の両日にわたり、新潟大学人文学部研究プロジェクト「声とテクスト論」とボルドー第3大学研究プロジェクト「モデルニテ」との共催により、ボルドー第3大学において、国際シンポジウムを開催いたします。「声とモデルニテ」をテーマとし、近代(モデルニテ)を大きな転換点ととらえ、〈声〉がテクスト生成に果たす役割がどのように変容し、そのことが文学表現にどのような変化をもたらしたかを検証します。

プログラム

会場 ボルドー第3大学 2010年3月15日、3月16日

3月15日(月)14:00−18:00

開会の辞 ドミニク・ラバテ「声の分裂 人称と非人称」
佐々木充「古代における近代の声?」
高木裕「ネルヴァルにおける抒情主体と〈声〉」
エリック・ブノワ「声の充溢(ユーゴーランボークローデル)」
ヴァレリー・ユゴット「〈あの陰鬱なる声が黙しますように〉(ロートレアモン)」
アリサ・ル・ブラン「声の炸裂―ラフォルグにおけるポエジーと多声」

3月16日(火)9:00−11:30

逸見龍生「『百科全書』における声の複数性」
番場俊「モデルニテとドストエフスキーにおける声の条件」
浅利誠「アンドレ・ブルトンにおける声の審級」
アラン・セバ「マルグリット・デュラスの声とモデルニテ」

14:00

鈴木孝庸「日本の叙事詩平家物語』と語り」及び琵琶の実演
閉会の辞 高木 裕